世の中に運送会社がたくさんあります。
社員数万人規模の会社から社員が数人の個人経営の会社まであり、超優良企業から超ブラック企業まで様々です。
ちゃんとした会社にお勤めの方はいいですが、ブラックな会社に入社すると本当に大変です。
安い給料でバラ積みのキツい仕事を休み無しで働かされます。
この記事では悲惨で最悪な運送会社についてとホワイト企業とは何かについて書いています。
運送業はきつい?
そもそも最悪な運送会社とはどんな会社でしょう。
僕のまわりでも条件の悪いブラックな運送会社で働いているドライバー仲間がいます。
特に個人経営の庸車(下請け)会社にはその会社独特の給料体制や自腹システムが存在します。
しかし問題はそれが当たり前と思っているドライバーがいることです。
あなたの会社おかしくないですか?
以下に当てはまるか確認してみて下さい。
あきらかに給料が安い!
運送会社の給料は何となく帳尻が合うようになっています。
仕事はキツいけど給料はたくさんもらえる。
仕事は楽だけど給料は安い。
休みはないけど給料は高い。
休みは多いけど給料は安い。
などです。
運送会社の給料の相場もどこも似たり寄ったりです。
その相場の範囲内なら納得できるんですよね。
しかし最悪な会社は仕事はキツいし、休みや寝る時間はほとんど無し、おまけに安月給です。
厚生労働省の調査では大型では年収で約454万円、普通や小型では約415万円とされています。
地域差もありますがこの数字よりはるかに安ければ会社を考えてもいいでしょう。
車両事故や荷物事故も自腹
トラックの運転手をしていると、どうしても車両事故や荷物の破損事故を起こす可能性があります。
僕の会社でも実際のところ車両事故や荷物事故を起こすと全額じゃないけど保険を使った弁金代として5万円や10万円を引かれたりします。
しかし酷いところになると事故の賠償金を全てドライバーに請求する会社があります。
しかも数百万単位の賠償金を一括ですぐに払えと。
無事故手当が引かれる等のペナルティなら納得もできますが全額自腹となると怖いですよね!
弁済金を支払う為に会社を辞めれないドライバーもいます。
自腹請求について労働基準監督署に問い合わせしてみました。
大変勉強になりました。
併せてお読みください。
高速代、燃料代も自腹
トラックを持ちこみのドライバーなら分かるのですが、なぜか正社員で燃料代や高速代を引かれる会社もあります。
燃料の高騰などの社会情勢に給料が即影響されるのも安心して働けないですよね!
評判が悪い運送会社はどこ?
きついと言われている運送会社はいくつかあります。
※個人的な意見ではなく、巷で噂されている噂を取り上げています。
福山通運
佐川急便
西濃運輸
日本通運
クロネコヤマト
これらの運送会社はその働き方が問題視されている、いわゆるきつめの会社と噂されています。
ですが、実際にその実態を誰もが把握できているとは限りませんよね。
あくまでも噂は噂です。
会社の内部の問題は、実際にその会社に入って初めて感じるものです。
外から見ているだけでは全てがわかるはずがありませんよね。
運送会社は元々常に忙しい職業ですが、ここ数年のネット通販の爆発的な拡大によって更に忙しさを増しています。
運送業は大変な仕事には変わりありません。
どこでどのようにブラックと判断されているのかはわかりませんが、かなりの業務をこなしているのは間違いありませんね。
私の主観では上記の大手は入社できるなら入社したいですね。
大手は総合で見るとやはりしっかりしています。
企業としても安定しているし福利厚生や寮も完備されています。
個人経営の庸車のほうがはるかにきつい割合が多いのが現状です。
おそらく勤めている社員数がけた外れに多いので悪い口コミや愚痴などが出回りやすいのでしょう。
入ってはいけない運送会社に関してはこちらの記事でさらに詳しく解説しています。
>>入ってはいけない運送会社一覧を暴露!まとも、危ない運送会社の違いとは!
最悪な運送会社とダメな運送会社の特徴とは
運送会社にも、働いている社員のことを第一に考えている会社もあれば、売上第一主義の会社も存在しています。
売上第一主義はとにかく利益を上げるための事を常に優先します。
言ってしまえば働き手の事は二の次です。
そういった会社は、過度な労働を強いる場合が多いうえ、社員からの不満やストレスを持たれやすく辞めて行く人も多いのが現状です。
定着率が悪いため、人の出入りが常に激しくしっかりとした仕事ができません。
お客さんからのクレームも多いのではないでしょうか。
逆に、社員の事を考えている会社はそれが働き手に必ず伝わっています。
多少忙しくても、モチベーションを崩すことなく仕事をこなしてくれる人が多いです。
私も先日、某運送会社に再配達の電話をしましたが、忙しくてイライラしていたのか、言葉遣いは普通ではあるものの、電話に出るなり半ギレ気味なのがすごく伝わってきました。
働いている人がそういった態度だと、必ずお客さんにも伝わるものです。
忙しく仕事をこなしているのはわかりますが、絶対に良い印象は受けませんよね。
運送会社のホワイト企業とは
ホワイト企業とは、まさにブラック企業の反対を意味します。
会社の方針や働き方、福利厚生が充実していて、ブラックな部分のない透明性を重視しています。
従業員が働きやすい環境づくりを徹底している企業をホワイト企業と呼びます。
運送会社もホワイト企業に賛同している会社が少しづつ増えています。
仕事は楽だけど給料が安い場合は?
運送会社の中には仕事だけは楽だ、という会社もあると思います。
給料も安いし休みもない、でも仕事が楽なんだよなぁというケースです。
このような場合は
- 荷物や車両保険に入っているか?
- 事故は自腹か?
上記が非常に大事になってきます。
我々は給料をもらう為に働いています。
保険も入っていない、ましてや自腹なんて安心して働けません。
その楽な仕事だっていつまでもあるとは限りません。
他の会社にも楽な仕事は必ずあります。
やはり私はいくら仕事が楽でもとっととブラック企業はやめて転職するべきだと思います。
きつい企業に勤めてしまった人の超リアルな口コミ
年齢44歳(当時、31歳) 勤務年数半年の場合
朝は早く、大体いつも5時くらいから卸売市場から出発して、帰りは早ければ15時遅くて18時過ぎといったところです。
会社自体は正直、悪い点しかありません。
仕事環境、人間関係ともに、最悪でした。
私は当時、トラックを乗ること自体、この仕事が初めてでしたので、何もかもが、とても不安でした。
にもかかわらず、当時、私に指導していた社長は、性格に論理性や協調的価値観、加えて憐憫の情というものが完全に欠落しており、自己中心的な人でした。
今、思えば、もはや指導とか、教育といったものでもありませんでしたね。ただ、自分にとって、「当たり前だ」、と思うことを、口に出しているだけの人でした。
そんな彼の下で、仕事をしていましたが。
やはり、一番辛かったのは、冬の雪道を走る時期でした。
特に、荷物を載せて走っている時は、ちょっとした積雪があっても、簡単にスタックしてしまうことです。
あと、轍にはまってタイヤがとられるのも、非常に怖かった記憶があります。
約、半年程、その会社で仕事をしていましたが、ある日、配送先と彼(社長)がもめたなどのトラブルがあり、受注そのもがなくなって、結局、辞める事となりました。
この会社で、配送の仕事をして以来。
私の中では、今でも「トラックでの配送業=ブラック企業」という、自己的な固定概念がはなれません。
きつい運送会社に入社した時の対処法とは
もし上記のようなきつい運送会社に入社してしまったらどうしたらいいのでしょう!
僕の答えは簡単です。
もしあなたが会社に対して賠償金や弁済金がないのなら、
大きな事故をする前にとっとと辞めるべきです。
運送会社にはほとんど年功序列はありません。
中途入社で転職する人ばかりです。
運送会社も星の数ほど存在します。
そんなブラック企業に勤め続ける理由なんてないんです。
いくら自分がおかした事故だといっても、そもそもそのような会社は基本的に労働基準を守っているとは言い難いです。
実際、労働基準監督署に駆け込んだり弁護士に相談するドライバーもたくさんいます。
普段から労働基準を無視した労働をさせておいて、更に事故をしたら全額自腹なんてありえません。
ややこしい話になる前にとっとと辞めましょう!
さいごに
今回は最悪な運送会社についてかいてみました。
自分の納得できる範囲での仕事内容や給料ならいいですが、全額自腹の会社は絶対に辞めるべきです。
運送会社は他にもたくさんあります。
なるべく早い段階で見切りをつけて他の会社にいかれることをおすすめします。