トラックの運転手は度々災害に遭い遭難します。
主に雪や台風による通行止め、更に大きな地震による災害です。
我々トラック運転手はそのような事態が発生した時にある程度持ち堪えられます。
今回はその理由と対策を是非皆さんにも参考にして頂きたく記事を書くことにしました。
トラック運転手から学ぶ災害時の防災対策とは!
僕は長距離の運転手で大型トラックに乗っています。
キャリアはもうかれこれ20年近くなります。
20年も乗っていると様々な災害に遭遇した経験があります。
先の東日本大震災や西日本豪雨、関西空港の機能が完全にダウンするほどの大型台風などです。
雪に関しては毎年のように大雪で通行止めになり酷い時には48時間も高速道路で足止めをくらったこともあります。
しかし何故僕らはそのような災害時にある程度対応できるのでしょう。
それを紐解いて考えた時に一般の家庭で発生した場合の地震などの災害時にも僕らの日常は役に立つのかなと思いました。
ちょっとした事ですが、お役に立てれば幸いです。
燃料は普段から満タンにしておく!
僕ら長距離トラックの運転手が災害にある程度耐えれるのは豊富な燃料です。
だいたい600ℓから900ℓ入ります。
これにより暑い夏に台風や地震などの災害で足止めをくらってもクーラーの効いた室内で待機できますし、大寒の大雪の中の通行止めでも暖かい暖房の効いた室内で待機できます。
要するに一般の生活の中で乗用車(車)は第2の家となりうるわけです。
その時にガソリンが空っぽだと車の機能を発揮できません。
また地震が発生するとガソリンスタンドは必ずとんでもなく渋滞します。
東日本大震災の時にはガソリンスタンドもガソリン不足に陥りました。
普段から燃料を満タンにしておくクセをつけておいたら有事にガソスタに並んだりと慌てなくてすみます。
普段から燃料が空になった時に給油している方は、燃料ゲージが半分になったら給油するとか、満タンから少しゲージが下がったくらいで入れるとかに変えましょう。
燃料を入れにいく回数は増えますが合計のガソリン代は変わらないし、何が起こるかわからないこの時代ですからそのような行動は防災対策にも繋がります。
自家用車にDCACインバーターを常備しておく!
インバーターとは家庭用の電化製品が車の中で使えるようになる装置です。
写真を見てもらったらわかりますが、要はコンセントが使えるようになります。
このインバーターのおかけで携帯の充電やパソコンなどが使えます。
常にバッテリーや充電の残量を気にせず情報収集や情報発進ができるんです。
これは停電になった時はものすごく役に立ちます!
まだ持っていない方は是非インバーターの常備をおすすめします。
値段も安くお手頃価格で通販サイトやホームセンターなど何処でも購入できます。
車は災害時には家よりも役に立つ!
車は災害時には自宅よりも役に立つ場合があります。
それは停電になった時です。
自宅が停電になるとテレビはつかなく意味がありません。
夜は電気もつきませんし、携帯などの充電もできません。
もちろんクーラーや暖房も使えません。
しかし上記のように車は電気が取れるんです。
クーラーや暖房も効くし電気もつきます。
インバーターがあれば充電もできるし車載テレビも見れます。
夏や冬も関係なく快適に過ごせるし電気の心配もありません。
車なので危険な場所から遠くへ避難することもできます。
当たり前のことですが、車のは防災対策の一つのアイテムなのです。
まとめ
今回は数々の災害を体験してきたトラック運転手の僕がいかに車が災害時に有効かをお伝えしました。
燃料は常に満タンにしておくことをおすすめします。
時には車を置き捨てて逃げないといけない時もあるとは思いますが、この記事がお役に立てれば幸いです。