トラック運転手に転職を希望される方は意外に多いです。
しかし免許制度の複雑化やせっかく転職したのに辞めていく方が多いのもまた事実です。
何故このような事になってしまったのか、それは未経験からドライバーへ転職する際に運送業界のことをあまり知らずに入社してしまったからでしょう。
未経験での転職を成功させる秘訣は何といっても会社選びです。
かと言ってブラック企業の多い運送業界で未経験の方が危ない企業を見極めるのも難しい話です。
失敗をしない為に転職支援サービスのエージェントなどを利用することをおすすめします。
こちらは運送業界に携わって20年の私が登録しているリクルートエージェントです。
登録方法や活用方法を詳しくまとめています。
是非ご覧ください。
その他の疑問については以下で詳しくご紹介しています。
未経験で応募可能?
運送業界に免許や経験がなくても応募はできるのでしょうか?
それは会社によって違ってきます。
免許を一から取得させてくれる会社もあれば経験者しか雇ってくれない会社もあります。
年齢が若く大手の運送会社なら教育制度もしっかりしていてしっかりと育ててくれるケースが多いです。
庸車といわれる下請けの会社でも未経験者を率先して受け入れてくれる場合もあるので募集欄を見て確認して下さい。
また未経験者オッケーでも年齢制限でアウトになる場合もあります。
どうしてもその会社に入りたいという強い希望があれば直接電話してみるのもいいと思います。
トラック運転手に求めらるのはやる気の部分がかなり大きいのでひょっとすると面接をしてもらえるかもしれません。
トラック運転手に必要な資格
今日本の免許制度は複雑になっています。
昔なら普通免許で4トントラックまで運転する事ができました。
しかし現在では乗れるトラックの免許が細かくややこしくなっています。
普通免許を取得した時期にもよるので別の記事でまた詳しく説明します。
簡単に説明すると今から普通免許を取得する人が乗車できるトラックは
普通免許
普通免許なら2トン未満のトラックで乗車できるのは1.5トントラックやハイエースなどです。
準中型免許
準中型免許で乗車できるトラックは2トントラックです。
トントントントン日野の2トンですね。
準中型免許の最大積載量を見ると4,500キロ未満になっているので一見4トン車も運転出来ると思いがちですが実は準中型免許で4トントラックは運転できません。
理由は車両総重量にあり4トントラックの車両総重量は8トンに設定されている一方で、準中型免許は7,5トン未満と定められているからです。
最大積載量はオッケーでも車両総重量でひっかかるわけですね。
中型免許
先に説明しましたが中型免許では4トントラックまで乗車できます。
大型免許
大型トラックを希望される方は必ず必要な免許になります。
やはりトラック運転手の花形といえば大型ではないでしょうか。
運転手を目指す方は是非持っておきたい免許で就職にかなり有利になります。
フォークリフト免許
この免許はフォークリフトやプラッターに乗るのに必要で必ず欲しい免許になります。
けん引免許
トレーラーを運転するのに必要な免許です。
トレーラーの無い会社に就職するなら必要ないですがこのけん引免許を持っているとドライバーとして何かと重宝されます。
未経験で転職した後の流れ
免許取得
まずは免許取得です。
免許がなければ話になりません。
免許は会社が負担してくれる会社もありますし自腹の会社もあります。
先に会社が払い、それを後で分割で返す会社もあるようです。
初めから免許を持っている方は次の横乗りへと進みます。
横乗り
ドライバーの新人研修とも言える横乗り。
その名の通り先輩の横に乗って仕事内容や積み込み、お客さんの場所やルートを教わります。
期間としては未経験なら1ヶ月くらいはみておいたほうがよいでしょう。
この横乗りですが実は結構精神的に辛いものがあります。
それについてはこちらの記事で詳しく書いていますので併せてご覧ください。
>>トラック運転手の横乗り期間中はお互い辛いし気まずいもの!
独り立ち
必要な免許と取得して横乗り期間も頑張ってそこからやっと独り立ちです。
横乗り期間は長くて約1ヶ月くらいです。
会社としても早く戦力になってほしいし個人としても稼ぎたいので、いかに早く独立できるかがカギになってきます。
独り立ちしてからが本当の本番でお客さんや会社にどれだけ自分をアピールできるかもポイントになります。
とはいってもドライバーにとって1番大事なことは1にも2にも事故を起こさないことです。
独り立ちに関してはこちらの記事で僕の体験を書いています。
よかったらご覧になってください。
トラックの仕事内容は多種多様
一言でトラックの運転手といっても仕事内容は本当に様々です。
コンビニのルート配送から宅配便の運転手、タンクローリーや海上コンテナのトレーラーもそうですしトラックの大きさによっても変わってきます。
磁場の仕事もあれば中距離や長距離もあります。
時間も昼の仕事もあれば夜の仕事もありますし、荷物の種類だって星の数ほどあります。
大事な事は会社を決める前にまず自分がどんなトラックで何の仕事がしたいかを先に決める事です。
仕事内容や運ぶ荷物、コースはかなり重要なポイントになります。
しかし未経験ではどのような荷物があるのか分からない方も多いと思います。
そこで転職サイトのドラエバーを参考にして下さい。
ドラエバーには運ぶ荷物の種類まで細かく掲載されているので勉強になると思います。
未経験でもトラックの運転はできるのか?
上記の通り入社後の流れは免許取得から横乗りを経てやっと独り立ちとなります。
未経験者にいきなりトラックを運転させる事は絶対にあり得ません。
初めて乗るのはある程度横乗りで慣れてから先輩の立ち会いの元乗ることなります。
初めはトラックの大きさや車幅感覚に戸惑い緊張すると思いますが免許を取れた方ならその内 うち慣れます。
大切なのは事故を起こさない努力をする事です。
事故は本人だけでなく会社や相手、全ての人が不幸になりますので絶対に避けなくてはきけません。
トラック運転手の未経験者にありがちなこと
少し触れましたがやはり事故はよく発生します。
初心者の7割くらいが大小関係なく起こしてしまいます。
車両事故だけでなく荷物事故や誤着もよくあります。
道を間違えてもトラックは何処でもUターンも出来ません。
高さ制限のある高架や橋にも気を付けないといけません。
トラック運転手に向いている人・向いていない人
トラックドライバーに向いているか向いてないかもかなり重要なポイントです。
私長距離だけで20年、小さなトラックの運転手期間も合わせると25年以上になります。
こんなに長い間続けてこれたのはやはりトラックの運転手に向いていたからだと思います。
転職してきた人でよくある話が「やっぱり前の職業に戻ります」です。
毎日家に帰りたい、決まった時間に休憩が欲しいなど根本的に運転手なら無理なことです。
トラック運転手に向いている人、向いていない人についてこちらの記事で詳しく説明しています。
>>転職しても大丈夫?トラック運転手に向いてる人向いていない人!
しっかりとチェックしてみて下さいね。
かなり大事なポイントです。
会社選びのコツ
どんな会社に入るかであなたの人生は大きく変わると言ってます過言ではありません。
それほど会社によって給料や勤務時間が変わってきます。
残念ながら運送業界には未だにブラック企業が存在します。
これからは働き方改革でブラックな会社は淘汰されていくでしょうが扱う荷物や勤めている人間が変わるわけではありません。
雰囲気やガラの悪いドライバーが多い会社には入りたくないですよね。
しかし現実的に未経験者では会社の見極めは難しいです。
よい会社を探すコツ
1、出来るだけ多くの会社を見る
転職の際に求人サイトを必ず見ると思います。
様々な会社がありますが色んな角度や観点からできるだけ沢山の会社を見ることをおすすめします。
大手の求人サイトでは無料登録すると未公開の会社やサービスが受けれます。
さらにエージェントにお願いすると担当者がついて無料で求人の相談や企業と交渉までしてくれます。
上記でもご紹介しましたが、おすすめのエージェントは私が登録しているリクルートエージェントです。
こちらの記事で登録方法や活用方法をまとめています。
インターネットの口コミ
インターネットの口コミサイトも参考になります。
ブラックな会社は実名でネットで公開されています。
実際に勤務していた人間の生の声は貴重な情報になります。
これら以外のよい会社の見極め方はこちらの記事を参考にしてみて下さい^ ^
>>オススメの運送会社って結局どこなの?転職に失敗しないコツや見極め方!
会社でうまくいくコツは!
新人ドライバーさんが会社でうまくいくコツはやはり挨拶です。
当たり前の話ですが挨拶が出来ない人間が非常に多いです。
先輩ヅラするつもりは一切ありませんが、でもやはり先に先輩に挨拶をするのが礼儀だと思うんですよね。
しっかりと最初に挨拶さえ交わしておけば何とかなります。
でも逆に挨拶がなければ会社の人達とうまく人間関係を作るのは難しいかもしれません。
まとめ
今回はトラック運転手に未経験から転職する為のコツやポイントを説明させて頂きました。
トラック運転手は転職しやすい今がおすすめです。
今現在トラック運転手の転職事情はドライバー不足によりウェルカムな状況です。
転職するなら絶好のチャンスとなっています。
人手不足の原因としては免許制度の複雑化によって必要資格のハードルが上がってしまったこと、運賃の値下げ競争によるドライバーの給料の低下などが挙げられます。
しかし最近になって業界全体で給料や運賃をあげる、もしくは休みを増やす動きがあるのでそうなると働きやすい環境が整ってくると我々も期待しております。
最後までご覧頂きありがとうございます。