運転手の未払い残業代は勝てますか?運送業の残業代請求のコツや証拠とは!なぜ請求しないドライバーが多いのか?

現役の長距離ドライバーのイッシーです。

何日間もトラックに拘束される長距離運転手の残業代はとんでもない金額になりそうですが、

あまり残業代をもらっているという運送会社を聞いたことがありません。

特に長距離の会社に多いです。

トラック運転手は残業代を請求できないんでしょうか?

この記事ではトラック運転手の残業代事情について書いています。

また、

  • 運転手の未払い残業代は勝てるのか?
  • 運送業の残業代請求のコツや証拠になるもの

も解説していきます。

参考になれば幸いです。

目次

トラック運転手は残業代を請求できない?

トラック運転手は残業代を請求できます。

当たり前の権利ですが残業代は請求できますし、運送関係の残業代は莫大な金額になる可能性があります。

実際私の知り合いでも100万円以上請求できた話もあるし、多い人では400万請求して払ってもらったドライバーもいます。

昔と違って労働基準監督署も運送業界には厳しくなってきました。

労働時間に関しても制限があり多くの運送会社は労働時間をある程度は守るようになってきました。

連続運転時間4時間に1回は30分の休憩をとるなど本当に運送業界の労働時間に対する見方は変わってきています。

昔は走るだけ稼げたのに、走れなくなって給料が減ったというドライバーもいますが国の労働時間にうるさくなったことと、本気で残業代を請求させたら会社としてもたまったもんじゃないからでしょう。

それに会社は交通事故が発生した時に運転手の労働時間を徹底的に調査されます。

あまりに酷すぎると営業停止に追い込まれますからね。

トラック運転手の残業代の計算は

運転手の残業代の計算は少し複雑です。

しかし世間一般でいう1日8時間、週40時間それを超えたら時間給×1.25倍などそのへんは実は一緒なんです。

しかもトラック運転手の場合は

渋滞に巻き込まれている時間

現場での待機時間

気になるこれらの時間も残業代に入るんです。

だからトラック運転手の残業代は莫大な金額になるんです。

しかも残業代の請求の時効は2年にさかのぼって請求できます。

まとめて請求されると会社もたまったもんじゃないでしょう。

残業代をもらうにはタイムカードをこそっとコピーしておくか自分で毎日労働時間をメモ書きしておくとそれが証拠になります。

酷い会社になるとデジタコの運行記録を改ざんする会社もありますから。

残業代の請求事案に関しては運転手が勝てる場合が非常に多く弁護士さんに頼んだら動いてくれるケースが多いです。

本気でやるならネットで探せば弁護士に無料相談がどこでもできます。

また会社に対して自腹金などが残っていたり、会社を辞めにくい状況があるなどの方には弁護士さんが相談にのってくれます。

私の知り合いがお願いしたサービスはこちらです。

>>弁護士による退職代行

この業界では有名なサービスですね。

弁護士というと少し敷居が高いイメージが何となくあると思いますが実は意外と身近ですごく頼もしい存在なんです。

会社も弁護士にこられたら従うしかないですからね。

弁護士さんも勝つか負けるかは相談の時点でわかりますから負ける案件なら初めからやりませんから。

つまり相談の段階ではっきりするということです。

勝てるかどうかわからないのに、とりあえず会社と戦うことはないという事です。

>>弁護士による退職代行

残業代が出ないのが当たり前になっていませんか?

しかしながらあの手この手で残業代が支払われていない現状が運送業界にはあります。

労働時間はある程度守るようになたけどしっかりと残業代まで計算して貰える会社は多くはないです。

給料明細上は残業代という項目があり、残業代は〇〇万円と書かれていますが、実際は1回走っていくら!の会社が非常に多いのが現状です。

高速代を浮かしたらいくら!とか手当ては付くのですが、いつもより数時間終わるのが遅くなったからといって残業代が付く事はない場合がおおいです。

なぜ残業代がつかないのか?

これはドライバー自身も何となく分かるんです。

繁忙期や交通事情で、どれだけ終わるのが遅くなっても運賃自体は変わらないからです。

通行止めで荷降ろしが5時間遅くなりました。なので残業代をくださいと言っても、くれるお客さんなんていないですよね!事故をして通行止めにした人に請求するわけにもいかないですから!

なので会社側も実入りがないのに普段の給料以外に残業代までとなるときついのも分からないこともないのです。

なぜ多くのドライバーは残業代を請求しないのか!

私は20近く長距離運転手をやっていますが、残業代が貰えないのは、この業界では当たり前になっているんですね(^_^;)

昔からのそーだったというか!

それと会社との人間関係もあると思います。

残業代を請求するなら、会社と揉める覚悟で請求しないといけません。

多くのドライバーは会社の看板で仕事をもらい走っています。

給料もそこそこはあるので、わざわざ残業代という項目で揉めたくないのです。

特別にひどい会社で過酷な労働を強いられ、会社に恨みしかないドライバーさんが辞める前提で労働基準監督署に駆け込んだ話はよく聞きます。

100万単位の残業代を請求できます。

ただ、辞める気のないドライバーはそこまでしないし、そんなに酷い会社なら辞めて他の会社に行ったほうが早いですもんね!

運転手の未払い残業代は勝てますか?

運転手の未払い残業代についての裁判を行った場合、勝つための条件として「証拠」の準備が必要となります。

証拠とはタイムカードや給料明細を示し、証拠の用意ができていた場合は勝てる確率が非常に高く、有利に裁判を進めることが出来ます。

しかし、業務委託だった場合は、証拠の用意がなかなか難しいケースが多く、相手の会社から働く際に、事前に書類面の用意をしっかりしてもらうようにできていなかった場合などは、裁判に勝つのは難しくなってしまいます。

運送業の未払い残業代請求に必要なもの(証拠)は

トラック運転手が未払い残業代を請求する場合には、当たり前ですが証拠や根拠が必要になります。

証拠になるものは以下です。

  • タイムカード
  • デジタコ・チャート紙などの記録

この2点があればかなり強いです。

しかし運送会社あるあるですが、タイムカードのない会社も存在します。

そもそも会社ぐるみでデータを改ざんして、ドライバーの運行記録を抹消している会社もあります。
※マジです。

その場合はノートに自分で細かに労働状況を書き記しておきましょう。

その際、時間もしっかりと明記しましょう。
(※データを残していない会社に関しては一度、労基に相談してください。)

残業代請求はマックスでも2年間分しかもらえません。

その以前の未払い残業代に関しては「泣き寝入り」になります。

注意しましょう。

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リクルートエージェントアドバイザー

人手不足の運送業界は今どの会社も人材を欲しがっています。

今はドライバーが会社を選べる時代と言っても過言ではありません。

そこで良い会社を見つけるコツがエージェントの利用です。

現在では転職エージェントからドライバーに転職するケースが主流になっています。

数多くの運送会社がある中で個人の面接のみで会社を決めてしまうのは不安が残りますので。

エージェントの中でもおすすめなのがリクルートエージェントです。

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いちいち面接に行かなくても事前にアドバイザーが確認してくれるので時間の節約になります。
お金の話や自分の要望など面接官に話しをするのが苦手な方は特に利用したいサービスです。

また大手や人気の運送会社は非公開求人になっているケースが多いです。

非公開求人にする理由は企業が社内の採用情報を外部に漏らしたくないのと採用コストを抑えるためです。

あなたがネットで探してもいい企業が見つからないのはこの非公開求人になっている可能性が高いです。

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まとめ

多くの長距離の運送会社では残業代が支払われていないのが現状です。

ほとんどがサービ残業で、請求するドライバーもあまりいません。

しかし厳密にいうと労働基準をオーバーして勤務しているドライバーが多く、本気で請求したらかなりの確率で残業代は取れるでしょう。

しかし、その後は会社にいづらくなるでしょうから辞める気がないのなら、あえて揉め事を起こしたくないのが現状です。

法の整備がもっと整えばいいのでしょうが!

長距離運転手の残業問題を専門でやられている弁護士さんもいます。

残業代の未払いや退職金などの相談はこちらよりご相談下さい

>>弁護士による退職代行

この記事がお役に立てれば幸いです。

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