右折の巻き込み確認のコツとは!車の巻き込み確認の方法と注意点を解説!

事故の発生率が高い大型トラックでの右折や左折。

大型車に乗り慣れない初心者にとっては特に気をつけたい場面です。

この記事では右折時のコツや注意点の解説と巻き込み確認をするべきなのかをご紹介しています。

トラック運転手で年収アップするのは簡単です。
こちらの記事でくわしく解説していますのでご覧ください。

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目次

トラックの巻き込み確認は最重要

大型トラックは車体が長い分、右左折時による巻き込み事故がかなり多いのが問題になっています。

普通車よりも車高が高く、運転席からの目線では見えにくい部分もあります。

交差点などでの右左折時は、ミラーでの確認と目視確認を怠らないようしっかり注意して運転しましょう。

内輪差は右折にもある

内輪差の確認といえば左折だが、もちろん右折にも内輪差はある
前方からの車に気を取られて右折方向にある縁石や分離帯、車両にぶつけるケースがある

内輪差の確認といえば左折ですが、右折にも内輪差はもちろんあります。

前方からきた車に気を取られていると右折方向にある縁石や分離帯、そして車両にぶつけてしまうケースもあるのです。

右折だから大丈夫と思わずに、しっかり確認するようにしましょう。

右折時のコツや注意点とは!

右折する時も左折同様気を付けなければいけません。

基本的に左折時には左のミラーで確認した事を右のミラーですることになります。

しかし日本は原則左側通行なので、右折時には左折の時と違う注意点もあります。

1 対向車に注意

対向車にはもちろん気を付けますが、この場合は対向車の陰に隠れている車や通行人のことです。

一般車でもよくある事故ですが大きなトラックは急には止まれません。

車線を塞いでしまう場合もあるので我れ先にと急がないほうが無難です。

コツとポイント

対向車が来ているけど行けるかどうか微妙な時は無理して行かないことです。

右折の矢印信号がある場合はそれまで待つ方が無難です。

もちろん車がいなければオッケーです。

2 中央分離帯の縁石

実はこれ以外と多いんですよね。

右折での巻き込みとでも言いましょうか、たまに分離帯の縁石に乗り上げて身動き取れなくなったトラックを見かけます。

燃料タンクが潰れると火花で発火して火災が発生する危険性もあるので二次災害の可能性もあります。

コツとポイント

まずは右折する時に縁石などがないか確認しておくことです。

右折では対向車ばかりに気を取られがちです。

ちゃんと右側の道路の状況も確認しておきましょう。

3 オーバーハング

右折時には左のケツを振ります。

左側に車やバイクがいる時にはオーバーハングで引っ掛け事故を起こさないように注意しましょう。

右折の巻き込み確認は必ずしよう!

皆さん、左折の巻き込み確認は必ずすると思います。

しかし右折の巻き込み確認はどうでしょうか?

自動車学校でも右折の巻き込み確認をすると「前をちゃんと見ろ」と言われる場合があります。

学校では右折時の巻き込み確認をしなくてもよいとなっています。

しかしトラックの場合はどうでしょう。

上記の説明通りトラックの車体は非常に長いです。

曲がった先の右側にいる車を巻き込む可能性もあるし中央分離帯にぶつかる可能性もあります。

見通しがよくて広い場所ならしなくてもいいでしょうがトラックは右折時にも巻き込み確認はしたほうが無難といえます。

巻き込み確認の手順とは

まずタイミングですが、停止線を越えたあたりで行いましょう。

なぜかというと、停止線を超える前に巻き込み確認をしてしまうことで、信号を見落としてしまう可能性が高くなってしまうからです。

また、左折をするときは、サイドミラーだけで確認をしてしまうと、死角になっている場所の確認ができないので、目視での確認も必ず行いましょう。

それでは細かい手順をまとめてみましょう。

①信号を確認しながら前進
②停止線を越えたあたりで巻き込み確認を開始
③左折をする場合は、死角になる場所を目視で確認してから曲がる

左折の注意点とコツ!

大型車や一般車問わず左折の事故は非常に多いです。

左折時に気を付けるポイントは以下の4つです。

1 巻き込み事故

巻き込み事故は最も気を付けたいポイントです。

特に大型トラックでの巻き込みは死亡事故に繋がりやすいです。

僕自身もこの悲惨な事故を何回も見てきました。

交差点での巻き込み、現場に入る時の巻き込みで死亡事故を起こしたドライバー仲間も数人いました。

大型トラックは非常に長くハンドルを切るとみるみる車が寄っていきます。

後で説明しますが内輪差の感覚を掴みましょう。

巻き込みを回避するコツ

巻き込みを回避するコツとしては、1にも2にも確認です。

特に左ミラーの役割は非常に大きく左ミラー無しでは絶対に運転できません。

リアビューミラーで内輪差と巻き込み確認、サイドアンダーミラーで死角の部分を確認、そしてトラックの助手席にある「安全窓」もしっかりと確認をしましょう。

トラックにとってめちゃくちゃ重要な左ミラーについて詳しくこちらで説明しています。
必ず読んで頂きたい記事となっています。

>>大型トラックの左ミラーは超重要!左折、死角を補うコツやマナーを覚えよう!

2 左折先の対向車

トラックやトレーラーなどの大型車は非常に大きく小回りが利きません。

交差点や曲がり角によっては曲がりきれない可能性があります。

しかもそこに対向車がいる場合はなおさらです。

コーナーの道の広さ、対向車などの状況に対してかなり手前の方で左折で曲がり切る為の対策を打つ必要があります。

対向車がいる場合の運転のコツ

対向車がいたり道が狭い場合には一旦に右にハンドルを切って大回りします。

その時に気をつけるのが並走車や対面通行してくる車です。

本気で狭い道に左折したい時は手前で一旦車を止めて周りに車や通行人がいない事を確認してから大回りしましょう。

3 内輪差に注意

内輪差とは簡単に説明すると車が曲がる時に前のタイヤより後ろのタイヤの方がより内側を通る現象の事です。

この現象はホイールベース、全長が長いほど激しくなります。

実際に大型トラックに乗ってハンドルを切ると分かりますがトラックのサイドがどんどんコーナーに寄っていきます。

この内輪差で通行人を巻き込んだり、曲がり切れなくなるわけです。

内輪差を掴むコツ

内輪差の確認も左ミラーを活用します。

曲がり角の1番の出っ張り部分と後輪の寄り具合を確認しながらハンドルをゆっくりと切りましょう。

狭い所では先ほどの説明しましたが一旦右に頭を振ってから余裕を持って左折します。

後輪が出っ張り部分を交わし切った、もしくは交わし切れるまできたらハンドルを大きく切っても大丈夫です。

4 オーバーハング

上記では前輪より後輪が内側を通る内輪差の説明をしました。

後輪より後ろの部分に関してはタイヤより外側にはみ出していき、そのはみ出した部分をオーバーハングといいます。

いわゆるトラックの「ケツ振り」です。

オーバーハングによる接触事故はかなり多いです。

路上でもあるし、トラックの運転手ならトラックホームから切り離す時も多いんですよね。

よそのトラックのミラーにあてたりあてられたりとよくある話です。

つい先日もこんな事がありました。
>>トラック運転手が接触事故!お願い、自腹で払わせて!?これが現実だ!

オーバーハングのコツ

オーバーハングの対策は絶対に急ハンドルを切らないことです。

ハンドルを切った瞬間からオーバーハングは始まります。

ハンドルを切るタイミングが早ければ早いほど、急ハンドルを切れば切るほどオーバーハングは大きくなります。

左折時には左ミラーで巻き込みの確認、そして右のミラーではオーバーハングの確認をする必要があります。

オーバーハングについてはこちらの記事でも詳しく説明しています。

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トラックの左ミラーや右ミラーの調整は忘れずに!

ミラーの調整は必ずやっておいて下さい。

ミラーの角度を変えると見える範囲はかなり変わってきます。

自分の目で確認した時にミラーのパフォーマンスを最大限に引き出せる角度に調整しておきましょう。

また既存のミラーだけでは不安な方にはハイウェイミラーなど補助ミラーもありです。


視覚の情報は多い方がよいです。

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まとめ

今回は右折や左折時には注意したいポイントとコツを説明しました。

事故の発生率も非常に高くなります。

またトラックは車体が大きいので対向車や通行人にも脅威となります。

相手が安心できるような配慮もドライバーには必要となってきます。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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